お尻が曲がってしまったら

腰が痛いときに、お尻がずれて見えることはありませんか?

腰が痛くなると、
立ったときや歩いたときに、
お尻が右や左のどちらかにずれて見えることがあります。

鏡を見て
「体が曲がってしまったのでは?」
「このまま戻らなくなったらどうしよう」
と、不安になる方も少なくありません。

突然体の形が変わったように見えると、
誰でも心配になりますよね。


実はこれは「体を守るため」の自然な反応です

でも安心してください。
このような姿勢は、体が勝手に行っている防御反応です。

腰の中には、
・骨と骨をつなぐ関節
・筋肉や靭帯などのやわらかい組織
があり、これらが痛みを感じると、
体は無意識のうちに「これ以上つらくならない姿勢」を取ろうとします。

つまり、
お尻がずれて見える姿勢は、
今の腰にとって一番楽な形なのです。


腰の中で何が起きているのでしょうか?

特に多く見られるのが、
腰の骨と骨のあいだにある
**椎間関節(ついかんかんせつ)**の痛みです。

椎間関節は、
体を曲げたり反らしたりするときに動く大切な関節ですが、
年齢や長年の負担によって炎症を起こしやすい部分でもあります。


お尻が左右どちらかに出る理由

たとえば、
お尻が左に出ている場合は、
左側の椎間関節に炎症が起きて、
腫れたり痛んだりしていることがあります。

体はその痛い部分をかばうために、
無意識に体を傾け、
負担がかからないようにしているのです。

これは「ゆがみ」ではなく、
体が一生懸命守っている状態と考えてください。


無理に姿勢を正そうとしないでください

この状態でよくあるのが、

  • 「ゆがんでいるから戻さなきゃ」
  • 「まっすぐ立たないといけない」
  • 「意識して姿勢を直そう」

と、無理に体を正そうとしてしまうことです。

しかし、
この時期に無理をすると、
炎症を起こしている関節をさらに刺激してしまい、
かえって腰の痛みが強くなることがあります。


今の姿勢は「体にとって楽な逃げ道」

体は今、
「この姿勢ならまだ動ける」
「これ以上痛くならずにすむ」
という形を選んでいます。

無理に元に戻そうとするより、
なぜそうなっているのかを理解することが大切です。


自分で何とかしようとして悪化するケースもあります

「ストレッチをすれば治るかも」
「我慢して動いていればそのうち良くなるだろう」

そう思って無理をしてしまい、
腰の痛みが長引いてしまう方も少なくありません。

痛みをかばった姿勢が長く続くと、
その状態がクセになってしまい、
回復に時間がかかることもあります。


放っておかず、早めの対応が大切です

中には
「そのうち自然に治るだろう」
と我慢してしまう方もいますが、
うまく回復せず、
痛みが慢性化してしまうこともあります。

腰の痛みや体の傾きが気になったら、
できるだけ早めにご相談ください。


不安なときは、我慢せずご相談ください

腰の状態をきちんと確認し、
今の体に合った対応をすることで、
無理なく回復を目指すことができます。

「これって大丈夫かな?」
「年のせいだから仕方ないのかな?」
そんな小さな不安でも構いません。

気になるときは、
どうぞお気軽に当院までご相談くださいね。