さて、”ぎっくり腰”ってなんでしょう

これは病名ではなく状態のことです。何を痛めたかは不明ですが腰に強い痛みが起き、ほぼ動けない状態です。

どうして“ぎっくり腰”になったのでしょうか?

<いろいろなケースがありますが大きく3通りあります。>

1.体を動かさなかったために起きた痛み。

*例えば、時々腰が痛くなるヒトが「風邪で2日間寝こんでしまい」気がついたら起きれないくらい腰が痛くなっていた。と言うようなケースです。

2.体をアンバランスな状態で動かした場合

*起床時、立位で靴下をはこうとして片足立ちになった時、くしゃみが出てぎっくり腰になった。

*前屈して物を取ろうとした時、届かないのでもう少し体を伸ばしたら、ぐきっとなってしまった。

3.自分の体力以上の力を入れたとき

庭にある大きい鉢を持ち上げようとして痛めた。など。

ぎっくり腰になってしまったら

  1.一秒でも早く患部を冷やす。

通常は関節や筋肉などの軟部組織に炎症が起きていますので、当初は冷やすことが肝心です。横向きの姿勢で寝てヒザを曲げ丸くなっていただき、痛みのあるところに氷嚢やアイスノンの類いで間欠的にひやしてください。冷湿布などではあまり効果はありません。

 2. 痛みが軽くなっても動き回らない。・・・・動き回るとまた痛くなることがある

 3.コルセットの装着はケースバイケース。

コルセットの装着をした場合、痛む場合はしないでください。

そして1~2日はあまり動かないでいた方がいいのですが、どうしても休む時間がとれない方で、歩ける方はご来店ください。予約の時点で何日の何時頃に「ぎっくり腰」になってしまったか教えてください。1回の施術で激痛が収まる方もいますが、程度が悪いと何回か通院することになりますので、ご承知おきください。

  4.  日頃気をつけること   

1.腰を曲げない・・・・・かがむときはヒザを曲げてしてください。

2.痛みのないときは・・・・適度の運動やストレッチをしてください。

             (速歩、スクワットなどを正しい姿勢でしてください。)

3.腰を冷やさない。・・・・腹巻きなどをすると効果があります。特に夏場などは自分の汗で腰を冷やして

              痛みが出る人がいますので気をつけてください。

4. 同じ姿勢で長時間いない。・・・・例えば長時間座っていると腰の関節を痛めてしまうヒトがいますので、椅子に座るときは腰を丸くしないようにしください。床に座るときは、正座以外は腰が丸くなってしまうので“あぐら”で座るときはお尻の下に    10cmぐらいの高さの硬めのクッションなど挟むと腰の負担をかなり減らすことが出来ます。寝るときは横向きになってヒザを曲げ、腰を丸くなるようにする。

<大事なこと>

また、何度もぎっくり腰を繰り返すヒトは、腰椎や骨盤に出来てしまっているヒズミを放置している可能性が強いので、痛みが取れた後もヒズミを治すメンテナンスをおすすめします何度も腰を痛めているヒトは腰椎や骨盤がほとんど変形しているので、わずかな負担でも激痛になることがあります。腰を曲げたり、同じ姿勢を長時間続けることもかなり危険なので、注意してください。何度も腰を痛めた経験のあるかたは、腰を痛めそうな感じになっていることに気がつく場合がありますが、そいうときは迷わず施術してください。ぎっくり腰をするたびに、痛みが取れても腰の変形が進む可能性があり、後々やっかいになります。

お客様の声  静岡市 OL 38歳

昨年、ぎっくり腰をしてから時々腰痛に苦しんでいました。今回は会社の友達に、痛みがらくになると薦められて初めて「カイロプラクティック」をうけてみました。痛いのでは、と心配でしたが最初は先生が手でマッサージ、その後腰を温かいローラー?みたいな機械でさすっていただきました。骨をポキポキするときはドキドキしましいたが、痛くなく、なんか突っかかっていたものがとれたような感じがしました。終わって立ち上がると痛みが軽くなっていて、まっすぐ立つのも楽になっていました。いつも鎮痛薬をのみ、数日たってから痛みが引くのに、返りは普通に歩けました。こんなに痛みが速攻で治るなら、我慢しないで直ぐ行けば良かったです。