<首こりとは?>

首と肩にある大きい筋肉はほとんどつながっているのでコリはほぼ同時に起きます。ただし、腕のしびれ、眼精疲労、自律神経失調の類いは、首のコリや頸椎の関節に関わりがあるので、肩こりがよくなっても解決しません。

<ストレートネック>

本来首を支えている頸椎は軽度に反っていますが、趣味や仕事などで下ばかり向いていると、首の反り(前弯)が消失し、反りのないまっすぐなカーブを描くようになり首や背中に痛みが出たり自律神経症になる方もいます。なかには、頸椎ヘルニアが原因でストレートネックような症状になる方もいます。

スマホを長時間下を向いて見ていたり、母親が赤ちゃんに母乳を与えるのに下を向き続けたり、通勤電車で下を向いてウトウト寝てしまう方などに首痛・背部痛・腕のしびれ・吐き気などが発症することがあります。

<施術法>

1.顔を下に向けると首や背中に違和感を感じる場合

日頃、下を向いている時間が長く、頸椎や胸椎の後関節に背筋が伸ばされ続けたための痛みが出ているので、肩甲間部にある脊椎が上下に伸びる脊椎矯正をします。ほとんどの違和感はこの矯正で治ります。(ストレートネックの場合はこの治療をします。)

2.顔を上に向けると首が痛い場合(同時に腕に症状が出る方もいます)

 このケースのほとんどは頸椎を後屈している時間が長かったために起きたものです。入念にマッサージをした後、頸椎の関節を拡げる矯正をしますと改善してきます。頸椎ヘルニアになっている場合もありますので、自己流ストレッチなどして悪化させないよう気をつけてください。

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