四十肩(五十肩)
<四十肩/五十肩とは?>
正式には「肩関節周囲炎」と言い、腕や肩甲骨の周辺も含みます。腕を真上に上げる。腕を真横に開く、腕を後ろに回して両手を握る。というような動きがスムーズに出来ないか、痛みが伴っていればこの「肩関節周囲炎」の可能性がかなり高いと思われます。そして左右にある肩関節に炎症が起きていると思われます。炎症が起きてしまった原因は、大きく二つあります
ーまず起きている昼間に起きる原因。ー
何らかの理由により肩の関節を無理な方向へうごかしたときです。例えば、車の運転席にいて、後ろの席にある荷物を手を伸ばして取ったり、「ヨガ」などで、腕を後方に回すようなポーズを無理してとったときなどが原因で肩関節を痛めてしまうことがあります。
また、日頃の姿勢に原因がある場合もあります。何年も姿勢を意識しないでデスクワークをしていると次第に猫背体型になってゆき、肩関節の位置も少し前の方に来てしまいます。すると腕を真上にあげることが困難になり、腕を上げるたびに肩関節に負担をかけることになり、4~50代で炎症を起こしてしまうことがあります。ヒトの肩関節は多方向に動けるように浅く出来ているので、無理をすると動いてしまうので気をつけてください。
ーさてもう一つ肩を痛める原因。それは寝ているときです。ー
あなたはどんな寝相で寝ていますか?上向きのまま朝まで寝る人はあまりいません。下半身がだるくなったり腰が痛くなったりしやすいからです。それで普通は横向きに寝返りします。このときほとんどの方は、左右どちらかの肩関節を下にして真横に向いたり、下になった腕の上に被さるように寝てしまう方がいます。若いときは頻繁に寝返りをするのでいいのですが、中年になるとあまり寝返りをしなくなるので、起床時に肩関節の痛みを感じることが多くなります。つまり、長時間同じ側の方を下敷きにして寝ないこと。それが長期間続くと、四十肩と言われる炎症がおきてしまい、長期間痛い思いをすることになります。
どうすればいいか
<まだ、四十肩/五十肩になっていないヒトの予防法>
1.両腕を肩関節より上に上げて長時間作業をしない。
2.デスクワークの時などなるべく背中を丸くしない。
3.肩を適度にうごかす習慣をつける。
4.横向きで寝るとき長時間同じ方向を向いていないこと。(横向きに寝ても肩を痛めないように寝れる枕あります)
5.肩関節を冷やさない。夏場でも肩関節を冷やさないよう気をつけること。うっかり冷やしてしまったら何かで暖めてください。
などを守るようにしてください。
<四十肩/五十肩になってしまったら>
貴方の体、特に首、肩、背中にいろいろなユガミが出来ている可能性がありますので、一度ご来店ください。そのユガミが痛みの原因になっていることがあるので、こちらで見つかったユガミはご自宅においても意識して治すようにしてください。また、肩関節にかかわっている胸、脇、背部にある筋肉の拘縮などによっても、腕が上がりにくくなりますのでそこもチェックします。
また、日頃の動きや姿勢に注意して、うっかり痛い思いをしないよう注意してください。服の袖に手を通すときは、必ず痛みのある腕からにしてください。四十肩/五十肩の治癒期間が長くなってしまうのは、この「うっかり痛めた」為に炎症が長引いてしまうからです。また猫背で、肩関節が前に出ている場合などは、そのひずみを矯正しないといつまでも痛みが治らないので時間を取ってくるようにしてください。
<お客様の声>
ある朝起きたら右の肩が痛く、腕が上げられませんでした。3日ほど様子を見ていましたが、痛みが治まらないので病院で診てもらったところ肩関節の炎症と言われ、痛め止めの薬を処方され、、リハビリの方に回され、そこで週3回の治療を受けたのですが、3か月たっても腕の痛みが取れず、腕は全く上げることが出来ませんでした。そこで娘に相談してみたら心配してここを探して連れてきてくれました。先生に相談したところ、3か月も通院して治らないとは、と、少し驚いていました。何はともあれ、ここで施術を受けたところ、全く痛みはなく、施術が終わった1時間後には、腕を真上のあげることが出来たので、娘共々びっくりしてしまいました。本当にありがとうございました。
静岡市 無職 68歳