筋緊張性頭痛と片頭痛の合併

梅雨の時期になると頭痛が増えるのはなぜでしょうか?

梅雨の季節になると、「なんとなく体が重い」「朝から頭が痛い」「肩や首がガチガチに張る」と感じることはありませんか?今年は例年より早く台風が発生し、天気が安定しない日が続いています。このような時期は、気圧の変化によって体調を崩す方がとても多くなります。

特に女性は男性に比べて気圧の変化の影響を受けやすいといわれています。朝は元気だったのに、雨が降り始める頃になると頭がズキズキしてきたり、体がだるくなったりする経験をされた方も多いのではないでしょうか。

実は、このような不調は単なる気のせいではありません。気圧が下がることで自律神経のバランスが乱れやすくなり、体は無意識のうちに緊張した状態になってしまいます。普段から首や肩に力が入りやすい方や、デスクワーク・スマートフォンを見る時間が長い方は、筋肉の緊張がさらに強くなり、頭痛を引き起こしやすくなるのです。

片頭痛は血管だけが原因ではありません

片頭痛は、頭の中の動脈が拡張することで起こると考えられています。頭の動脈には知覚神経が巻き付いており、血管が広がることで神経が刺激され、「ズキンズキン」と脈打つような痛みが現れます。

そのため、病院では血管の拡張を抑える片頭痛専用のお薬が処方されることが多く、多くの方はその治療で症状が改善します。

しかし、中には「薬を飲んでもあまり効かない」「その場では楽になっても、またすぐに頭痛が起きる」という方もいらっしゃいます。このような場合は、血管だけではなく、首や肩の筋肉の緊張が大きく関係している可能性があります。

肩や首の筋肉が硬くなると血液の流れが悪くなり、神経にも余計な負担がかかります。その状態で気圧が下がると、頭痛がさらに起こりやすくなってしまうのです。つまり、頭痛の原因は一つではなく、「血管」と「筋肉」の両方が関係しているケースも少なくありません。

肩こりを改善することで頭痛が軽くなることもあります

もしあなたが「雨の日になると頭痛が出る」「肩こりもいつもつらい」「薬だけでは改善しない」と感じているのであれば、一度肩や首の状態を見直してみることをおすすめします。

実際に、肩や首の筋肉の緊張をやわらげる施術を受けたことで、以前より頭痛が起こりにくくなったという方は少なくありません。カイロプラクティックなどで姿勢や体のバランスを整え、肩や首に余計な負担がかからない状態をつくることで、筋肉の緊張がやわらぎ、結果として頭痛の軽減につながることがあります。

もちろん、すべての頭痛が肩こりだけで説明できるわけではありません。急に今までにない激しい頭痛が起きた場合や、手足のしびれ、ろれつが回らないなどの症状を伴う場合は、すぐに医療機関を受診してください。

梅雨の時期は、体にとって負担がかかりやすい季節です。「毎年この時期は仕方がない」と我慢するのではなく、ご自身の首や肩の状態にも目を向けてみてください。体の緊張をやわらげることが、つらい頭痛を予防する第一歩になるかもしれません。

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