腕のしびれ

まず考えることは、「いつしびれを感じたか？」です。

起床時に手のしびれを感じたら、枕があっていないか、寝相がわるかったかどちらかです。

枕を含む寝具は長年同じものをしている場合が多いのですが、なぜかある日からそれが合わなくなり、しびれの原因になることがあります。

　うまく寝れない人に枕のことをいろいろきかれることがあります。「枕は固いほうがいいか柔らかいほうがいいか」

とか、「高いほうがいいか低いほうがいいか」などです。なかには枕にうまく寝れずに枕をしないで寝たり、うつぶせに寝たりする方もいます。これは必ず首や腕の症状が悪化するのでやめたほうがいいです。

　肝心なことは、頭と同時に首もしっかり枕の上に乗っていないと、首の筋肉や関節（頸椎）に負担をかけ、腕のしびれの原因になることがあるということです。枕の硬さや高さは好みの問題なのであまり気にすることはありません。ただし低すぎると頸椎の関節が狭くなるので、個人的にはあまりお勧めできません。

　さて、ではどちらを向いて寝ればいいでしょうか？顔と体は常に同じ方向を向いてください。上向きで寝たら顔も上を向き、右横で寝たら顔も右を向くようにしてください。そして横向きで寝た場合、腕を下敷きにしないように気を付けてください。この状態で長期間寝ると下になった肩関節が炎症を起こして、俗にいう「五十肩」になってしまい、長期間その痛みで悩むことになります。

また、デパートなどで時々あなたの頭に合わせた“あつらえ”の枕を売っているところがあります。そこで枕をあつらえて使用したところ、当店に首の痛みなどで来店する方が時々来ます。枕の形状を聞いてみると、どう見ても安眠できそうではありませんでした。当店では、「首の痛み・五十肩。手のしびれ・背部痛」にならないようになる枕を用意してあります。