頸椎症とヘルニア

　　頸椎症て、なに？

　首の骨のことを頸椎と言います。頭蓋骨の直ぐしたにある椎骨を「第一頸椎」といい、首の骨は第七頸椎まであります。頸椎が原因で発症した物を総称して「頸椎症」と呼ぶことがあります。

さて、この首が原因で起きる症状がかなりあるのです。「どこへ行っても治らなかった病気が首で治る」という本も出ているぐらい注目されています。一般的な症状で言うと、頭痛・眼精疲労・めまいなどの自律神経失調・慢性の疲労感・腕や背中のしびれ・うつ病など、数々のものがあります。

　パソコン使用時の姿勢

　そしてほとんどのケースは首のコリから始まります。原因で一番影響するのが”姿勢””です。貴方はデスクワークの仕事をしていませんか？パソコンのない時代のデスクワークは、下を向いていましたが、今はパソコンのモニターを見るために前を向いています。その時ほとんどの方は背中を丸めているので、アゴを突き出し首を反っています。つまり長時間首に力を入れ続けて頸椎の関節に負担をかけているのです。逆に、スマホなどを見る時は首を下に向けすぎて後ろにある首筋を長時間伸ばしていることになります。

　寝違えが原因の首コリ

　もう一つは寝るときの姿勢です。貴方はマクラにちゃんと、首が乗るように寝ていますか？若いうちは頻繁に寝返りをするので、少しぐらい寝相が悪くてもあまり影響は出ませんが、大人になって、マクラに自分の首がちゃんと乗っていないと、少しずつ寝ちがえて次第に首に痛みが出たり、コリを感じるようになります。そしてこの首コリはなるべく早期に治さないと一生付き合うことになります。やっかいなことに肩こりなどと一緒に首コリも強くマッサージなどをしていると首筋が硬くなってしまいかえって症状が悪化することがありますのでご注意下さい。そして、次に気をつけるのが首の冷えです。

　首の冷え

首や顔は日頃から裸状態です。冬場は首と背中の間から体温が逃げやすいのでタオルやマフラーなどを巻いておくことをお薦めします。もし首を冷やしてしまったら、温かい物をタオルなどの間に挟んで首に巻いておくと楽になります。逆に夏場は自分の汗で冷えてしまったり、クーラーなどの風で冷やしてしまうこともありますのでご注意下さい。

このほかにも数々の原因で頸椎症になってしまうケースが増えています。病院に行っても「異常なし」で痛み止めの処方だけで終わってしまうことが多いので、ご心配の方は一度お越し下さい。